徳島大学薬学部の偏差値データ

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四国地方で唯一の国立薬学部ということもあり、偏差値はかなり高めです。センター、2次試験の配点バランス、科目ごとの配点などを念頭に置いて、効率的に受験勉強を進めましょう。

徳島大学サイト

徳島大学薬学部の偏差値データ(2023年現在)
偏差値 : 薬学科57.5、創製薬科学55.0
倍率 : 3.7倍(全入試合計)
定員数 : 80名
科目 : 5教科7科目(センター試験)
数学・理科(2次前期)
理科(2次後期)

徳島大学の2019年の一般入試は、センターランクが75~81%、2次試験偏差値が55.0~57.5でした。2018年と比較すると若干数値はプラスで、通年通り旧帝大クラスの大学と比べてもほとんど変わらないので、かなりの難易度と言うべきでしょう。もちろん、2次試験の科目数が少ない分、旧帝大よりは敷居が低いかもしれませんが、それでも国内有数の難関大であることは間違いありません。
また、2019年の薬学部の倍率は4.0でしたが、2018年は3.5倍、2017年は4.4倍、2016年は3.7倍など、競争率は高く注意が必要です。可能なら、センター試験で8割5分を目指して、赤本演習をしておくべきでしょう。
(※倍率は大学HPより参考)

徳島大学受験ポイント

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それでは、予備校のwebサイトには載っていない徳島大受験の秘訣をお伝えしたいと思います。各日程におけるセンター、2次の配点を確認し、学習計画を立てるために役立てましょう。

抑えておきたいポイント

  • 一般入試の前期日程はセンター重視の配点傾向!
  • 創製薬科学の後期日程は、半ば理科の試験!
  • 現役生を対象にAO入試を実施しています!

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一般入試の前期日程はセンター重視の配点傾向!

徳島大学薬学部の前期日程は薬学科と創製薬科学で配点が異なります。薬科学科はセンター試験600点満点、2次試験400点満点を、創製薬科学はセンター試験500点満点、2次試験500点満点を合算して合否判定を行います。
薬科学科に関してはセンター試験を重視して選考していることが分かります。ちなみに2次試験の科目は数学、理科の2教科のみ。数学はI,A,II,B,IIIであり、数学Cは含まれません。また、理科は化学だけなので、物理、生物での受験は不可能です。徳島大薬学部に合格するためには、これら試験範囲をよく理解した上で学習計画を立てることが重要。その上で、センターの過去問対策に充分な時間をかけるようにしてください。

創製薬科学の後期日程は、半ば理科の試験!

後期日程はセンター試験550点満点、2次試験500点満点となっており、以前よりバランスがとれている配点です。センター試験の理科は物理、化学、生物から2科目選択で50点満点、2次試験は理科一科目で化学のみ。そのため、合計1050点満点のうち、半分近い500点が理科の配点となっています。以上から、後期日程は半ば理科の試験といった印象。後期を狙うなら、理科の勉強に相当の時間を使う必要があるでしょう。

現役生を対象にAO入試を実施しています!

現役の徳島大志望者であれば、AO入試を狙うのもおすすめです(推薦入試は2018年に廃止になりました)。AO入試の場合、センター試験5教科7科目と書類選考、論述レポート、個人面接によって合否判定します。
出願資格は高校の評定平均が3年次1学期あるいは前期終了時点で3.8以上の受験生。もし、評定が足りていて、徳島大が第一志望という人がいれば、出願してみるのも良いでしょう。ですが、推薦入試の定員として13名と少なく、2019年の推薦入試倍率は5.0倍!(薬学科は7.3倍、創製薬科学は1.5倍)一般入試より倍率が高いため、1本で絞る場合は入念な準備と対策が必要となります。

偏差値から併願校を探すアドバイス

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併願校イメージ

徳島大学薬学部を第一志望としている場合、同じ四国地方で併願校を選ぶのは少し難しいかもしれません。四国地方の私大薬学部には徳島文理大学、松山大学などがありますが、いずれも直近の「薬剤師国家試験」の合格率は50%~65%程度と、徳島大の併願校としては微妙なところ。いわゆる有名大、難関大を視野に入れているなら、近畿地方に遠征したほうが良いかもしれません。立命館大、京都薬科大、神戸薬科大、あるいは女子受験生なら武庫川女子大などが併願先候補として妥当でしょう。

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