昭和大学薬学部の受験偏差値完全ガイド
毎年倍率が高めの昭和大学薬学部。過去一般入試で驚くほどの倍率を記録しています。そんな昭和大学薬学部の入試方式別の倍率や難易度、入試科目について詳しく解説します。
偏差値 : | 50 |
---|---|
倍率 : | 3.0倍(全選抜合計) |
定員数 : | 200名 |
科目 : | 数学・理科・外国語 |
昭和大学薬学部の倍率は3.0倍で、前年の倍率2.4倍より上昇。特に一般2期募集の倍率が非常に高く、5.8倍と受検者数173名のうち30名しか合格者が出ていません。数年前は10倍超という熾烈な競争率でした。
また、2期募集ほどではありませんが、共テの倍率もかなり高く、4.0倍を記録しました。共テだけで滑り止めを押さえる…といった目論見でセンター利用に出願した方の多くは、大きく当てが外れてしまったのではないでしょうか。
以上から、推薦などの方法を使わず、実力勝負で受験するのであれば、倍率2.4倍に留まっている一般入試の1期が無難。もともと薬学部は人気が高く競争率が高めになる傾向を持っていますから、4倍台であれば標準程度の難度であると考えられます。
(※倍率は大学HPより参考)
昭和大学薬学部受験ポイント
上で紹介したように、全体的に倍率が高いながらも、入試の方式によっては平均的な数値まで下がる傾向がある昭和大学薬学部。入試方式の特徴を明確に掴んでいれば、より自分にとって合格しやすい方式を選ぶことで格段に有利になることは間違いありません。昭和大合格を目指すための第一歩として、受験の特徴をしっかり掴んでおきましょう!
抑えておきたいポイント
- 共テ利用は定員10名の狭き門!?
- 一般入試は1期を狙うべき!
- 昭和大が第一志望の現役生は推薦で!
共テ利用は定員10名の狭き門!?
昭和大学薬学部そのものが、定員200名の小規模な大学なのですが、それを差し引いても、センター利用入試の募集人員10名というのは非常に少ない数字です。もちろん、一般の大学と同じように「合格者のうち一定数は、より志望順位の高い学校を選ぶため、入学手続きを取らない」という状況は想定されており、募集人数より多い30〜40名を合格にしています。ただ、このわずかな合格者数に対し、400名以上が志願する年もあるため、やはり競争率が熾烈になりがちなのは否めません。また、センター利用であっても個別試験として面接が課されるため、特に滑り止めとしての受験はやや難しいのが実情です。面接は面接官の主観によって決まる部分も多く、学力的に充分であっても“必ず合格できるだろう”という計算が成り立ちづらくなります。
一般入試は1期を狙うべき!
昭和大の一般入試には1期と2期が存在しますが、第一志望にしろ、併願にしろ、基本的には1期で受験してください。募集人員が1期95名に対し、2期25名となっていることもあり、2期の倍率は10倍を超える年も出てきています。もし、2期のほうが試験科目は少ない、といった違いでもあれば、人によっては2期を選択する方がメリットになる場合もありますが、試験科目は1期も2期も同じ。単純に競争率が上がるだけなので、2期を狙うメリットは特に見いだせません。もちろん昭和大が第一志望なら「1期がダメだったら2期を受ける」という考えに至るのは当然ですが、最初から2期だけを受験するのはメリットになりません。
昭和大が第一志望の現役生は推薦で!
全体の倍率が3.4となっている昭和大ですが、推薦入試であれば倍率2.6倍まで低下します。昭和大が第一志望というのであれば、この推薦入試を狙うほうが確実性は高くなるでしょう。推薦は現役生のみの募集であり、さらに評定平均3.5倍以上という条件がつきますので誰でも出願できるというものではありませんが、もし条件を満たしているのなら是非とも狙ってみてください。化学・数学・英語の学力試験は課されますが、一般受験より難易度は下がりますので、試す価値は十分にあります。
偏差値から併願校を探すアドバイス〜昭和大学と併せて受けたいのは
昭和大学を受験する方が偏差値から併願校を探すにあたって、まずどのような部分に着目するべきでしょうか。もちろん、滑り止めを探す際には偏差値を見る必要もあるでしょう。自分の模擬試験成績からマイナス10程度の大学を受験校に加えておかないと、万全の滑り止めを確保したとはいえません。しかし、偏差値だけを見て併願先を決める…というのはオススメしません。それでは、もし滑り止めの大学に行くことになった場合、モチベーションが大きく低下してしまうからです。併願先に進学しても思い描いていた理想の教育に近いものを見いだせるように、昭和大が第一志望であれば、少しでも校風が似た大学を併願校に選ぶようにしてください。昭和大学薬学部の特徴・魅力といえばやはり医療系の統合大ということで他学部と連携し、チーム医療を重点的に学べるところでしょう。同じような、医療系学部が入った総合大学であれば、昭和大学と近い環境で学べるかもしれません。