大阪大学薬学部受験のデータ集

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偏差値は62.5と高めですが、学力の高い受験生が京大受験に流れることもあり、迷ったらチャレンジしてみましょう。効率よく受験勉強を進めれば、高3春の偏差値が50台であっても、逆転の目はあります。

大阪大学サイト

大阪大学薬学部の偏差値データ(2023年現在)
偏差値 : 62.5
倍率 : 3.0倍(全選抜合計※二段階)
定員数 : 80名
科目 : 5教科7科目(共通テスト)
数学・理科・英語(前期2次)

大阪大学薬学部を受験する際は、まず共通テストで高得点を取ることを考える必要があります。東大、京大が共通テストの得点をかなり圧縮して、ほぼ2次試験(個別)の得点で合否を決めるのに対し、大阪大学は共通テスト400点、2次試験(個別)650点の配点率。2次(個別)重視の傾向とはいえ、共通テストも決して軽視できません。「足きりにならなければ良い」という姿勢ではなく、共通テストで得点を稼ぐつもりで挑みましょう。
センターランクは前期日程が85%(2019年前期のみ)。前期なら9割弱を目指せば合格圏内が見えてくるとは思いますが、そうとう頑張らないと難しいと思います。
大阪大学薬学部では2017年より「世界適塾入試」(AO入試、推薦入試、国際科学オリンピックAO入試)が実施されています。これまでは推薦入試はありませんでしたので推薦枠を狙っている人はチャンスです。これまでの共通テスト、2次(個別)ともに推薦入試も視野に入れて学力試験でも合格を勝ち取りましょう。2次試験(個別)も難易度は高いですが、難問奇問のオンパレードではなく、素直な出題傾向なので、地道に勉強すれば合格の可能性はあるはずです。
(※倍率は大学HPより参考)

大阪大学受験ポイント

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それでは、大阪大学に合格するための受験戦略を考えていきましょう。大阪大学はかなり強い傾斜配点をかける大学なので、単純に学力が高い人が受かるとは限りません。大阪大が重視する科目に学習時間をかければ、自分より総合力が高い人を出し抜き、もっと良い点数を取ることも可能になります。

抑えておきたいポイント

  • グローバルな人材育成のため「世界適塾入試」を実施
  • 配点は理数科目重視!理科と数学の学習時間を確保すること

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グローバルな人材育成のため「世界適塾入試」を実施

大阪大学薬学部の2022年の倍率は3.0倍と昨年より若干上昇。2020年は3.1倍、2019年は2.9倍、2018年は2.9倍、2017年は2.6倍、2016年は3.9倍と3倍前後の推移となっています。一般試験の後期は2017年より募集を行っていませんが、世界適塾入試(AO入試、推薦入試、国際科学オリンピックAO入試)を実施しています。21世紀のグローバル社会において活躍する人材を輩出することが目的で、高校などで主体的に学ぶ態度と能力を身につけた将来のリーダーの卵で意欲的な人材や、グローバル社会の下で活躍できる優秀な人材育成を目指していきます。

配点は理数科目重視!理科と数学の学習時間を確保すること

前期日程の場合、共通テストの点数は400点満点に圧縮されます。この時、国語、数学、理科は100点満点、外国語と地歴公民は50点満点になるため、国語、数学、理科を重視する必要があるのです。加えて、2次試験は数学、理科が250点満点、英語が150点満点。全体として明らかに理数系科目を重視しています。基本的に受験勉強の学習時間は配点の高い科目により優先的に配分するべきなので、数学、理科の勉強時間を上手に確保しなければなりません。

偏差値から併願校を探すアドバイス

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併願校イメージ

関西には薬学部を設置している上位私大が少ないので、国立志望者の併願先選びが非常に難しくなっています。立命館大学薬学部、京都薬科大学あたりが候補になりますが、いずれも偏差値50台後半なので、大阪大学を目指すレベルの受験生から見ると、やや不満な併願先かもしれません。もし、大阪大学に落ちた場合でも、世間的に難関校と言われる大学に進学したいなら、関東地方に遠征して慶応義塾大、東京理科大、北里大などを受験することも視野に入れてみてください。

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