京都大学薬学部の情報をリサーチ!
国内最難関クラスの国立大学、京都大学薬学部。製薬系の一流企業に入るのも、京大のネームバリューがあれば決して難しくありません。もちろん、並大抵の努力では合格できませんが、現状の基礎学力が高ければ、挑戦する価値は充分にあるでしょう。6年制薬学部と4年制薬科学科を設置しています。
偏差値65
住所 : | 京都府京都市左京区吉田下阿達町46-29 |
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電話番号 : | 075-753-4514 |
アクセス : | 京阪線「神宮丸太町」駅より徒歩8分 |
薬学科・薬科学科 : | 薬学科・薬科学科 |
学生人数 : | 399名 |
学費 : | 817,800円(初年度総額) |
上記に記載の偏差値・その他の数値情報は、2023年現在の公式情報に基づきます。詳細の情報につきましては、必ずご自身でご確認ください。
京都大学薬学部の特色・注目ポイント
- 研究職志望の学生に最適な環境!大学院進学が織り込み済の薬科学科
- 製薬会社の研究室に入りたい人にオススメ!抜群の就職実績
- 旧帝大としては意外!?面倒見の良いグループ担任制度
研究職を考えている人には有利!
多くの薬学部では、薬剤師資格を目指す6年制薬学科の定員が多く、4年制薬科学科の定員は少なめになっています。しかし京都大学薬学部はまったく逆で、薬学部の定員80名のうち、65名が4年制薬科学科の枠。薬科学科の学生はほとんどが大学院まで進学しており、2018年度の学部卒業者51名中50名が院進学(※2019年9月時点の公式HP情報より)。実際、公式の受験生向けカリキュラム案内にも学部4年次だけでなく、修士課程、博士課程が記載されています。入学の段階で大学院進学がすでに織り込み済になっている印象なので、研究職を考えている学生にとっては理想的な環境といえるでしょう。
製薬会社への就職実績が抜群!
一般的には薬剤師を目指すための学科と考えられている薬学科ですが、京都大学の場合、それほど薬剤師になる人は多くありません。2018年度卒業生28名のうち、14名は一般企業に就職しています。主な就職先には協和発酵キリン、小林製薬、日本新薬、持田製薬などが挙がっており、製薬会社への就職実績が抜群であることが窺えますね。製薬会社以外の進路としては、進学(京都大学薬学研究科、東京大学薬学研究科)、公務員(医療品医療機器総合機構など)が挙がっていました。逆に薬剤師になったのは28名中わずか5名なので、京大の場合、6年制薬学科に関しても、企業に入りたい人に向いた学科と言えます。(※2019年9月時点の公式HP情報より)
最難関大の意外な特徴!フレンドリーな雰囲気の大学
一般に小規模な薬科大学ほど面倒見が良く、有名総合大、難関国立大は学生の自主性に任せている…というイメージがあります。特に京都大学のレベルにもなれば、学生も優秀なので放任しそうなものですが、京都大学はそのイメージと真反対。約10名のグループに対し教員1名がサポートするグループ担任制を取り入れています。さらに新入生を対象とした1泊2日の合宿、スポーツ大会の開催など、楽しそうなイベントが満載。むしろ、学生と教員の距離が近く、学生同士の交流も活発です。フレンドリーな雰囲気の中で大学生活が送れそうですね。
国内最難関の一角〜京都大学薬学部のまとめ
旧帝大の1つであり、東京大学と並んで国内トップレベルの学力を誇る京都大学。2次試験の偏差値は65.0となっており、力その上、1次のセンター試験では5教科7科目で得点率87%がボーダーライン。相当の学力がないと勝負にさえなりません。その代わり、合格さえすれば、将来は半ば約束されたようなもの。京大ブランドを活かして、製薬会社の研究室でも、あるいは医療品医療機器総合機構でも、非常に有利な条件で就職活動ができるでしょう。