城西大学薬学部の偏差値データ
こちらでは、埼玉県の人気中堅大、城西大学の入試突破に役立つ情報をお届けしています。少しでも合格率を高めたいのなら、入試科目、配点といった入試方式ごとの特徴を把握し、より自分に合った方法で受験することが大切です。1年間の努力を実らせるためにも、志望大の偏差値データを徹底的に調べ上げましょう!
偏差値 : | 薬学科40.0、薬科学科37.5、医療栄養学科37.5 |
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倍率 : | 1.2倍(全選抜合計) |
定員数 : | 薬学科250名 薬科学科50名 医療栄養学科100名 |
科目 : | 理科・英語・国語or数学 |
去年の城西大学薬学部の全体倍率は1.2倍でしたので前年と同様。学科が3つに分かれており、薬剤師資格が狙える6年制薬学科は1.2倍、4年生で薬学研究を主体とする薬科学科は1.07倍、そして埼玉で唯一、薬学部として管理栄養士資格が取れる医療栄養学科は1.1倍です。
これだけ見ると“薬学部としては低い倍率”と感じるかもしれません。
城西大薬学部への合格を狙うなら、なるべくA日程で合格を勝ち取ってしまわないと、後に行くにつれて厳しくなってしまいます。
(※倍率は大学HPより参考)
城西大学受験ポイント
こちらでは、城西大学に合格するために把握しておくべきポイント3つを紹介。合格率を向上させるためには各方式の特徴を理解し、自分に適した方法に出願することが大切です。少しでも有利に合格するため、入試傾向を掴んでおきましょう。受験というのは合格したもの勝ちですから、必ずしも正攻法で挑めば良い…というものではありません!
抑えておきたいポイント
- 共通テストはI期日程に出願しましょう
- 薬学科と薬科学科の一般A~C日程
- 文系が得意なら医療栄養学科の一般C日程が狙い目!?
共通テストはI期日程に出願しましょう
上記の傾向分析で、一般入試はA日程が有利…と申し上げました通り、前年の共通テスト入試でも同様の傾向でした。薬学科は1期倍率1.2倍に対し、B日程は1.3倍、C日程は1.1倍と、さほど変化はありません。薬科学科も1期倍率1.4倍に対し、B日程1.0倍、C日程1.0倍。医療栄養学科はA、B、C日程の倍率はすべて1.0倍となっています。例年であれば、1期に比べて2期・3期で数値は上昇していくのですが、今年に関しては変化はありませんでした。しかし、倍率も毎年変化していきますので楽観視は禁物です。
薬学科と薬科学科の一般A~C日程
薬学科の一般入試A〜C日程では、理科、英語、数学の3教科の合計点で合否判定が行われます。配点は理科のみ200点で、残りは各100点の計400点となります(以前は3教科の内、高得点の2教科を合否の選定とされていましたが、現在は変更されて3教科が必須となりました)。
また、薬科学科の一般入試A~Cは、理科(必須)、国語・数学(選択1)、英語の2教科以上を受験となります。3教科受験の場合は理科(必須)の得点とそれ以外の科目の高得点を合計して合否判定されますので、文系の人も必須の理科を抑えておかないと高得点を取るのは難しいと思います。
文系が得意なら医療栄養学科の一般C日程が狙い目!?
医療栄養学科の倍率に関してはそんなに高くありませんので狙い目かもしれません。一般入試のAとB日程は必須科目がなく、国・数の2科目選択不可であるものの、2科目以上受験して高得点2科目で合否判定が行われます。理系の学部でありながら、英語や国語の成績だけで受かることもあるので、理数系科目がからっきし…という受験生でも可能性があります。
また、C日程は学科試験なしで、小論文と面接のみのため国語の文章力を磨けばそれだけで合格する可能性もあるのです。もし、文系だけど薬学系に…と考えている方がいれば、城西大を受けてみるのはいかがでしょうか?ただし、入学後のことを考えると理科が全く不得意な方は進級・卒業の壁が厚くなっていることを覚悟した方がいいかもしれません。
偏差値から併願校を探すアドバイス〜城西大のほかに受けるべき薬学部
城西大学を志望している方が偏差値から併願校を探す際、どんな学校を受ければ良いのでしょうか?まず城西大は医療栄養学科という他にはない学科が存在する…という特色があります。そういった“仕事に結びつきやすそうな変わった学科がある学校”を望んでいるなら、漢方薬学科などの特殊な学科組織を備えた大学が良いかもしれません。また、城西大は科目選択の幅が広いので、同じように受験科目の自由がきく学校を併願先に選ぶと、受験勉強の効率が大きく向上する可能性が高いでしょう。第一志望だけに目が行きがちですが、併願校を真剣に選ぶことも、大学受験成功の秘訣として重要なのです。