広島大学薬学部の偏差値データ

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中国地方では突出した国家試験合格率を誇る広島大学薬学部の入試データを紹介しています。偏差値、倍率だけでは分からない部分にも焦点を当て、合格率を上げるための方法を解説!

広島大学サイト

広島大学薬学部の偏差値データ(2023年現在)
偏差値 : 薬学科60.0、薬科学科57.5
倍率 : 3.5倍(全選抜合計)
定員数 : 60名
科目 : 5教科7科目(センター試験)
数学・理科・外国語(2次)

2019年のセンターランクは75~82%、2次偏差値55.0~57.5でした。前年と比較しても同様の数値で、レベルはとても高いと言えるでしょう。
広島大薬学部は2015年入試まで前後期2回募集していましたが、2016年からは前期日程だけになります。参考までに前期に統一される前の2015年入試における難易度を挙げると、センターランクは前期79~81%、後期88~89%、2次試験偏差値は62.5となっていました。
この難易度は旧帝大と比較しても遜色ないほどで、広島大薬学部は中国地方随一の難関大となっています。センター、2次試験とも充分に対策をして臨まないと、合格は難しいでしょう。
(※倍率は大学HPより参考)

広島大学受験ポイント

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それでは、広島大学薬学部の入試を突破するための知識を確認してみましょう。入試方式を正しく理解することが、合格への第一歩です。

抑えておきたいポイント

  • 一般入試は前期日程の一発勝負!
  • 広大のAO入試は現役生でなくてもOK!
  • 私費外国人留学生入試を実施しています!

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一般入試は前期日程の一発勝負!

広島大学薬学部は国公立なので、センター試験と2次試験の2段階で行われます。1次、2次それぞれの配点は大学によって様々ですが、広島大学の場合はセンター試験900点満点、2次試験1200点満点という比率。要するに、3:4のバランスで2次試験に重きを置いているわけです。とはいえ、それほど偏った配点ではないので、センター対策、2次対策ともにバランス良く行う必要があるでしょう。また、科目ごとの配点を見ても、センター試験は各科目200点満点で地歴公民だけ100点満点、2次試験は数学、理科、外国語とも400点満点となっており、やはりバランス重視の傾向が見て取れます。極端な得意不得意を作らず、全科目ともしっかりと学習時間を確保することが大切。

広大のAO入試は現役生でなくてもOK!

広島大学薬学部はAO入試を実施しています。他の国公立大AO入試では現役生だけを対象としていることも多いですが、広島大の場合は浪人でも対象。書類審査に通った受験生は、センター試験と面接試験を経て合否判定されることになります。ただ、センター試験5教科7科目で900点以上を取れる受験生を対象としており、AO入試といっても相当の学力が必要です。その上で、数学・理科・英語の総合的な素養…、特に化学を重視して選考するとのこと。つまり、面接試験において、かなり専門的な部分を突っ込まれる可能性が高く、それ相応の知識がないと合格は難しいようです。ただ、受験生にとってはチャンスが増えるのは喜ばしいことですから、出願できそうなら検討してみる価値は充分でしょう。

私費外国人留学生入試を実施しています!

対象となる人は少ないですが、一般ともAOとも異なる選抜方法としては、私費外国人留学生入試が挙げられます。これは名前のとおり外国人対象で、日本留学試験+TOEFLまたはTOEICか、センター試験5教科7科目のいずれかで選抜されます。基礎知識が豊富で、外国語、理数系科目の学力が高い人を対象としているとのこと。もし、このサイトを見ている中に日本語の素養が充分な外国籍の方がいらっしゃれば、広島大学薬学部を検討してみてはいかがでしょうか。

偏差値から併願校を探すアドバイス

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併願校イメージ

中国地方は私大薬学部が少なく、就実大、広島国際大、福山大など数校が挙げられるだけです。いわゆる難関大に相当する私大はないので、偏差値が気になるのであれば、他エリアの私大を検討するべきでしょう。直近の「国家試験合格率」を見ても、就実大が63.19%、広島国際大が57.21%、福山大が66.67%となっており、広大とは差があります。有名大、難関大に進学したいなら、関西エリアの私大を併願すると良いかもしれません。その場合、立命館大、京都薬科大などが有力候補になるでしょう。国家試験合格率も立命館大が85.71%、京都薬科大が91.16%となっており、オススメです。

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