薬学部では何を学べるの?

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こちらでは、大学の薬学部ではどのような勉強をしているのか解説しています。受験生時代は受験ばかりに気を取られがちですが、大学入学後にどのような勉強をするのか、薬剤師になるにはどんな大学が良いのか…といった情報を知っていなければ、正しく志望校を選ぶことは出来ません。

薬学部の学び1〜国家試験対策

薬学部に入学する学生は、基本的に薬剤師国家試験への合格を目指しています。特に私立の場合に顕著ですが、大学側としても“どれだけ多くの学生を国家試験に合格させるか”が大学の価値に直結しますから、国家試験対策にはかなり力を入れている場合が多いのです。
対策授業の内容は大学ごとに様々ですが、資格予備校の講師を招いて講座を行ったり、自宅でも学習できるようe-ラーニングを活用したり…といった方法を採用している大学も存在します。国家試験に合格することを第一に考えるなら、そういった国試対策に力を入れている大学に入ることが大切です。
また、5年次進級の条件となる薬学共用試験をスムーズに突破するため、1年次など早期から薬学の専門科目を実施している大学もあります。

講座

薬学部の学び2〜プラスアルファの薬学教育

これまで、医療といえば西洋医学のことを指していましたが、最近は洋の東西を問わず有益な技術、知識を活用する統合医療に注目が集まっています。結果、薬剤師にも漢方など東洋医学に関連する知識が求められるようになりつつあるのです。実際、医師の8割以上が、漢方を処方したことがある…と回答しているほど。
これからの時代、若い薬剤師が活躍するためには、こういった現代のスタンダードに適応していくことが不可欠。そこため、多くの薬科大学で漢方、西洋のメディカルハーブ、サプリメントなどの専門教育を取り入れるようになってきました。先進的な薬学部では、こうしたプラスアルファの薬学を学ぶことも可能です。

東洋医学

薬学部の学び3〜実践力をつける実習授業

薬学部がもっとも他と違うのは、実習形式の授業が豊富に組まれていることです。大学によっては1年次から早期体験学習と称して、医療の現場、薬局などに見学に行く場合もあります。もちろん、実験を行う創薬科学実習なども開講されており、ただ講義を聴いていれば良い…という授業はそれほど多くありません。また、5年次以上になれば長期実務実習といって臨床の場で薬剤師業務を学ぶことになります。
実験、実習の授業は出席していれば良いわけでもないので負担は大きいですが、将来的な仕事に直結する内容なので得られるものは大きいでしょう。また、人は単に聴いたことよりも、実際に実行したことのほうを良く覚える傾向があります。そういう意味でも、実習の多い薬学部は将来的に身になる授業が多いといえるでしょう。

実習授業

総合大学の薬学部と薬科大学の違い

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総合大学の薬学部はサークル活動などを通じて他学部の友人を作りやすい環境なのに対し、単科の薬科大学は同じ目標を持つ仲間が集結している…といった特徴があります。どちらを選ぶかは本人の希望になりますが、もし流されやすい性格という自覚がある場合は薬科大学のほうが良いかもしれません。総合大には、薬学部に比べると時間に余裕がある学部が存在する場合も多く、他学部の学生に誘われるままに遊んでいると、薬学部の学生は単位を落とす可能性もあるからです。
しかし、総合大には他学部との人間関係を築けるという大きなメリットもあります。特に医学部や看護学部といった同じ医療系の学部がある総合大であれば、それらの学部学生から就職に有益な情報を仕入れたり、将来に繋がる人間関係をつくることも可能です。
もちろん、単科薬科大に進学したとしても、他の分野を学ぶ学生と交流できるインカレサークルなどに参加すれば、視野を広げるために他学部と交流する機会を設けることは難しくありません。

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あなたは薬学部向き? 薬科大学向き?

上記で紹介したように、総合大学の薬学部と単科の薬科大学にはそれぞれにメリットがあります。薬学部、薬科学科はそれぞれどのような人に向いているのでしょうか。

薬学部

東京理科大学薬学部イメージ

他学部の学生と交流しやすく、さらに文系、理系他分野の教授が多く在籍しているため、一般教養科目のレベルが高いのが総合大の薬学部。大学生活の間に広い人間関係を築きたいと考えているならこちらがおすすめです。ただ、他学部の学生に流されて遊んでしまうと、肝心の国家試験対策がおろそかになる危険性もあるので、自分は自分、という強い意志が必要です。

薬科大学

横浜薬科大学イメージ

周囲の学生も国家試験合格を目指しているので、仲間意識が強いのが薬科大学の学生。同じ目標を持つ仲間がいることで士気が高まるタイプの人は薬科大学がおすすめです。サークル活動なども授業の状況に合わせて企画されることが多く、学業との両立が比較的容易なのも魅力です。

周囲の学生と意識の差があると、思うような大学生活を送れない場合があるので、やはり薬科大に分があるのは否めません。また、薬剤師国家試験の対策講座に関しても、大学全体が薬学部だけをバックアップしてくれる薬科大のほうが質が高くなりがちです。

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