薬剤師の試験に合格するために

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こちらでは、薬剤師国家試験を目指す上で知っておくべき基礎知識を解説しています。どんな目標であれ、少しでも早く目標を見定めたほうが有利になるのは間違いありません。また、国家試験の難易度、内容を知り、最終目標を明らかにすることで薬学部受験への決意を新たにすることにも繋がるはずです。

薬剤師国家試験を受けるには…?

薬剤師になるためには国家試験に合格しなければなりません。そして、国家試験の受験資格を得るためには6年制薬学部を卒業する必要があります。試験は年1回、3月上旬に行われます。合格者は厚生労働大臣から合格証書を交付してもらった上で申請を行
い、薬剤師免許を取得します。2006年に薬学部6年制がスタートしたことで、最初の卒業生が誕生する2012年に現行の6年生課程修了者に向けた出題基準で試験が行われるようになりました。
ちなみに受験要項には4年生薬科学科を修了し、大学院で修士、博士課程を終えた場合には厚生労働大臣から個別の認定を受ければ受験できる旨が書かれていますが、この制度を利用した受験者の合格率は非常に低く、現実的には6年生薬学部を修了することが唯一の現実的な方法となっています。

薬剤師になるには6年生薬学部を修了して薬剤師国家試験を受験、合格しなければならない!

薬剤師国家試験の難易度&合格率

薬剤師国家試験はいわゆる難関国家試験と異なり、例年、受験者の過半数が合格しています。この10年で合格率が50%を切ったのは44.44%を記録した2011年の1度だけ。しかも、これは薬学部が6年制に移行するより前のことです。これは薬剤師国家試験が誰でも受験できる試験ではなく、あらかじめ6年生薬学部を卒業した人物だけに受験資格を絞っていることも一因でしょう。
ただ、この3年間の合格率推移を見ると、2012年が88.31%、2013年が79.10%、2014年が60.84%と徐々に難化傾向を見せているため、あまり軽く見るべきではないのも確かです。特に最近は単純な知識問題が減少し、代わりに解決力、思考力を問う問題が増えているため、単純な丸暗記だけでは対応しにくくなっています。
確実に合格するためには、国家試験対策に力を入れており、傾向変化に即座に対応できる学習支援システムを取り入れている大学に進むことが大切です。

薬剤師国家試験の合格率の推移は?毎年試験の難易度が上がる難関国家試験!

国家試験の内容、注意点

試験形式は全問マークセンス式の選択問題です。全345問が出題され、科目内訳は、物理・化学・生物が60問、衛生分野、薬理分野、薬剤分野、病態・薬物治療分野から各40問、法規・制度・倫理から30問、そして実務から90問。それらがさらに、必須問題、薬学理論問題、薬学実践問題の3形式に分かれています。
合格基準は、問題の難易度に応じて配点等を補正した後の得点率が、総得点に対し65%以上であり、かつ得点率35%未満の科目がない者です。薬学部6年間で学んだ内容を確実に理解していれば6割5分の基準をクリアすることは可能だと思いますが、範囲が広いので、徹底した復習をしているかどうか、が合否の分かれ目になるでしょう。

薬剤師の国家試験を受験するなら徹底した復習を!試験内容や問題は範囲が広いので要注意!

国公立と私立では合格率に差がある!?

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国家試験を受けるためには6年生薬学部を卒業さえしていれば良く、特に大学の種別、知名度にこだわる必要はありません。しかし、現実には大学によって合格率に大きな差があるため、単純に“大学はどこでも良い”とまでは言えないのが実情です。
特に国公立と私立の合格率には有意な差があり、国家試験合格を目指す上では私立のほうが有利…というデータが存在します。意外かも知れませんが、例えば2014年は最難関の旧帝大である東京大の合格率が50.00%、同じく東北大学が63.16%、大阪大学が61.76%となっており、お世辞にも優秀な数字とはいえません。一方、私立は全国的な知名度を持っていない中堅クラスでも、名城大学85.37%、昭和薬科大学82.48%…とかなり高い数値を残しています。
これは、国公立が基本的に学生任せなのに対し、私立大は国家試験合格を目指すための対策講座を設置するなど、密なサポートを行っているため。薬剤師になる…という目標を叶えるのであれば、実は私立のほうが圧倒的に優位なのです。

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